「無言の帰宅」「二階級特進」など死の婉曲表現がSNSで話題になっています。
この記事では、
「普通は知ってるもの?」
「どこでこの言葉を知った?」
と気になる人へ、SNSの反応やいつから使われている表現なのかまとめました。
「無言の帰宅」はいつから使われ始めた?

国立国会図書館デジタルコレクションで検索したところ、「無言の帰宅=亡くなって帰宅」という意味で使われている最古の例は、昭和12年出版の中原荒太郎著『離けし』という作品でした。

著者は、新聞社の支局長だった中原荒太郎という人。



16歳で病死した娘を悼んで出版した本なんだ
この本を皮切りに、昭和10年代頃の文献がヒットします。
したがって、現在確認できる範囲では、「無言の帰宅」は昭和10年代に使われ始めたと見てよさそうです。
SNSの反応
知っていた人「ニュース・新聞・本で知った」
「無言の帰宅」という言葉を知っていた人は、「テレビのニュース・新聞・本で知った」という声が多く見られました。



テレビニュースで、死亡報道の際にアナウンサーが使っていたから「こう言うんだな」と知った気がする



そもそもこの言葉をどこで知ったか考えると、テレビとか新聞なんだよね



恐らく会話ではなく本で知った言葉だと思われる
中には、こんなきっかけで知ったという人も。



隠語の話になってみんなで話してて教えてもらった



「無言の帰宅」のやつ息子に知ってるか聞いたら「(仮面ライダー)ギーツで知った」と。どこで知識が増えるかわからないものだ。
知らなかった人「ラノベでは見ないから死語では?」
「無言の帰宅」を知らなかった人のある投稿も話題になりました。


「お恥ずかしながら『無言の帰宅』知らなかった人間です
こんなこと言うと変な人から文句飛んできそうだけど、ライトノベル1800冊読んできて出てきた記憶ないので、現代口語としては結構死語に近づいてるんじゃないかなぁ」
まとめ
- SNSで「無言の帰宅」という言葉が話題に
- 昭和10年代に使われ始めたと見られる
- 「ニュース・新聞・本で知っていた」という人がいる一方、「ラノベでは見ないからほぼ死語では?」というコメントも
「無言の帰宅」という言葉について取り上げました。
意外と知らない人が多い婉曲表現は、まだまだ他にもありそうですね。