阪神大震災の鎮魂と復興を願う冬の風物詩、神戸ルミナリエ。
毎年「今年が最後って本当?」という声も聞かれますが、その真相は一体どうなっているのでしょうか。
この記事では、その裏側を徹底調査してご紹介します。
神戸ルミナリエの歴史と来場者数
神戸ルミナリエは、阪神大震災で亡くなった人をしのぎ、街の復興を願って1995年に始まりました。
◆ルミナリエの概要
- 毎年12月または1月に開催
- 来場者は毎年230万人~350万人(過去10年間)
- 毎年テーマを決めて、それに合わせて作品を作る
- 作品に使う材料はイタリアで用意される
- イタリア人の職人と日本人スタッフが神戸で組み立てる
イベントの目玉だった光の回廊「ガレリア」。
赤や青、緑など色とりどりの光で作られ、まるで光のトンネルを歩いているような体験ができ、毎年人気のスポットです。
▼光の回廊「ガレリア」
神戸ルミナリエ、テーマは「神戸の鼓動、光の物語」
— 神戸新聞映像写真部 (@kobenp_photo) October 28, 2025
前回並み40万球の明かり、1月30日開幕https://t.co/wwrUTl4aws @kobeshinbun
神戸ルミナリエは資金難!今年で最後の可能性も否定できない
結論からいうと、「今年で最後かも…」という可能性はゼロではありません。
資金が厳しいため、毎年「来年は開催できないかも」と少し心配されている状況なのです。
運営費6億円!ルミナリエの資金事情
神戸ルミナリエの運営費は約6億5千万円で、次の方法で賄われています。
◆神戸ルミナリエの資金源
- 企業からの協賛金
- 市民からの募金
- 公式グッズの収益
そのため、資金が十分に集まらないと、即中止になるんだとか。
つまり、費用の関係で、毎年「今年で最後かも…?」というギリギリの状況で運営されているのです。
もし今年の開催で赤字になれば、翌年は開催されない可能があるということですね。
光の祭典を支える「お金」の課題
ルミナリエを毎年続けるには、実は大きな資金調達のハードルがあります。
♦︎資金調達のハードル
- 開催費用の高騰
- 民間からの協賛金を集める難しさ
- 募金収入の不安定さ
①開催費用の高騰
美しい光を灯すための費用は数億円規模。
電気代や人件費の上昇で、必要なお金を集めるのが年々大変になっています。
②民間からの協賛金を集める難しさ
企業や個人からの協賛金も重要ですが、景気や社会情勢で安定して集めるのは簡単ではありません。
③募金収入の不安定さ
これまでの募金方式では、天候や来場者数に左右されて収入が安定しませんでした。
2024年からは一部有料エリアの導入など、新しい挑戦で安定運営を目指しています。
今後も続いていくのか? 神戸市長の公式コメント
神戸市の久本市長は、資金や運営方法を見直しつつも、ルミナリエは続けたいとの考えを示しています。
久本市長は、 (中略)「ルミナリエは存続させていく、続けていくということを基本に考えていきたい」と述べた。
–神戸経済ニュースより
実際、「今年で最後かも…」と言われながらも、30年近く続いてきました。
とはいえ、今後は期間や規模を縮小して続ける可能性はあるものの、拡大させていくのは難しい状況のようです。
来場者の声
「今年で最後かも」と聞いて、県外から見に来る人もいます。

「毎年言われ、その言葉にだまされて、神戸まで見に行きました><」
ネットでは「去年も最後って言ってなかった?」と拍子抜けしたという声も。
たしかに、毎年最後と言われると「え、また?」と思うかもしれません。でも、神戸ルミナリエが無事にまた開催されると思うと、やっぱり嬉しいものですよね。
神戸ルミナリエに近いホテル情報【会場別】
開催エリアの周辺には、ホテルもたくさんそろっています。
ここでは、筆者が実際に泊まって「ここは安心しておすすめできる」と感じた宿を中心にご紹介します。
会場は3つのエリアに分かれているので、それぞれの場所に合わせてまとめました。
メリケンパーク(光の回廊)付近
メインの「光の回廊」が展示されています。圧巻の光のトンネルを間近で見たい人におすすめです。
港が近く、夜景もきれいなエリアです。
神戸メリケンパークオリエンタルホテル





メリケンパーク会場を利用するなら、ここ以上に便利なホテルはないと言えるレベルの立地!



筆者も利用しましたが、海にせり出したロケーションのおかげで視界が大きく開け、クルーズに出ているような非日常感が味わえました♪



神戸のランドマーク的ホテル。神戸に来たら1度は泊まってほしいホテルNo.1です!
\ 豪華客船の形をした優雅なホテル/
旧外国人居留地付近(光の看板)
「光の看板」作品などが展示されています。
3つの会場の中心・市街地に位置し、どのエリアにもアクセスが良好です。
ホテルヴィアマーレ神戸





歩いてすぐルミナリエ会場という、絶好の立地です。



神戸に来るたび、筆者がつい泊まってしまう“いちおし”のホテル。
朝食もおいしく、クラシカルで上品なお部屋はとても落ち着けるので、ゆったり過ごしたい方にもぴったりです♪
\ このエリアでは費用も抑えめ!/
東遊園地(光の壁掛け)
東遊園地には「光の壁掛け・スパッリエーラ」が展示されます。
3つの会場の中で、1番東に位置します。
東横INN神戸三宮駅市役所前





東遊園地会場まで徒歩2分と好アクセス!



2020年オープンで、内装も新しくてきれいなホテルです。
\ ファミリーにも!コスパ◎/
まとめ
神戸ルミナリエについて、「今年が最後」という噂の真相を調査しました。
資金不足の問題があり、いつ終了になっても不思議ではありません。
今後も続いていくことを祈ります。


