2025年11月、日本サッカー協会(JFA)が発表した企画のキービジュアルが「韓国国旗に似ている」として物議を醸しました。
- 11月10日:JFAがアンバサダーのキービジュアルを公開
- 11月14日:キービジュアルを差し替え
初版への批判を受けてデザインが差し替えられましたが、新ビジュアルに日本国旗が入っていない点などが新たな不満を招いています。
この記事では、何が問題とされているのか、デザイナーについての情報をまとめています。
サッカー日本代表ポスターの概要と目的
今回問題となったのは、“日本代表の応援アンバサダー企画「JI BLUE(ジェイアイブルー)」のメインビジュアル”です。
ポスターの目的を簡単にまとめると、次のとおりです。
- 日本代表を応援するアンバサダー企画として、スペシャルユニット「JI BLUE(ジェイアイブルー)」を結成
- ボーイズグループJO1とINIのメンバーから、サッカーを愛する12人を起用
- その企画を知らせるためのキービジュアルを発表(日本代表らのオマージュして作成)
サッカー日本代表ポスターが炎上!何が問題だった?
変更前のポスターについて、ネットを中心に問題とされているのは、大きく次の2点です。
問題①韓国国旗(太極旗)に見える
1番の問題とされているのは、日本代表のキーヴィジュアルにも関わらず、韓国国旗(太極旗)を想起させる点です。
次のような理由から、「デザインする際、意図的に韓国国旗に似せたのではないか?」と指摘されています。
- 四隅に黒い三本線がある
- 選手と日の丸国旗が重なる背景が、本来は「赤」になるはず
- 実際は「青」になっており、円の下半分が青い韓国国旗と類似
問題②アンバサダー所属事務所が韓国系
アンバサダーを務めているのは、人気ボーイズグループのJO1とINIのメンバーです。
韓国企業が70%出資する同グループをサッカー日本代表のアンバサダーに起用した点も、「わざとではないか」と疑問視されています。
批判を受けデザインを変更するも、新たな不満が
日本サッカー協会はデザインへの批判を受け、14日に新たなヴィジュアルに変更しました。
日本サッカー協会(JFA)は、11月10日にJFAオフィシャルWEBサイトに掲載したサッカー日本代表「最高の景色を2026」アンバサダーのキービジュアルを変更することといたしました。
— サッカー日本代表 🇯🇵 (@jfa_samuraiblue) November 14, 2025
JI BLUEの皆さんとの取り組みの意図や目的をより正確にお伝えしていくために検討を重ねた結果です。… pic.twitter.com/EzW1qJXVVG
しかし、「選手がいない」「なぜ日の丸国旗をが入っていないのか?」といった不満が相次いでいます。
サッカー日本代表ポスターのデザイナーは誰?
気になるのは、デザイナーは誰なのか、という点です。
現時点では、日本サッカー協会から公式にデザイン担当者は発表されていません。
あくまで正式発表がないため、以下は推測になりますが、デザインを担当した可能性があるのは次の組織です。
電通(広告代理店)
日本サッカー協会と電通は、2023年〜2030年の8年間、「JFAパートナーシップ」契約を締結しています。
日本サッカーの黎明期から支えており、マーケティング/プロモーション戦略全体を統括しています。
アディダスジャパン
アディダスジャパンは日本サッカー協会のオフィシャルサプライヤーであり、ユニフォームだけでなく、育成年代プロジェクトなどサッカーを盛り上げるための企画提案も協働しています。
こういった過去の企画では、業界慣例上、ユニフォームと連動したビジュアルは、そのユニフォームを手掛けるアディダスジャパンがクリエイティブの主導権(責任)を持つと言われています。
「オフィシャルサプライヤー」とは?
特定の団体やイベントに対し、公式に商品やサービスを提供する企業のこと
その他関わった可能性のある組織
LAPONEエンタテインメント(JO1、INIの事務所)
ポスターにアンバサダーの肖像が使われる場合、その事務所は肖像権の管理や、ビジュアルの確認・監修に関与します。
デザインそのものを事務所が直接行うよりも、代理店やアディダス側が制作し、事務所がクリエイティブの確認をするという関わり方が一般的されています。
日本サッカー協会内の広報・マーケティング部門
最終的な承認と監修を行います。
ポスターに込めるべきメッセージや意図を明確に伝え、全体の方向性を決定します。
著名な外部デザイナー/アートディレクター
大規模なキャンペーンでは、話題性やクオリティ向上のため、著名なデザイナーやアートディレクターがプロジェクト単位で起用されることがあると指摘されています。
彼らがポスターの中心的なビジュアルコンセプトを制作し、上記組織がそれを実行する形です。
まとめ
この記事では、日本サッカー協会のキーヴィジュアルについてまとめました。
多くの人の目に触れるものだからこそ、今後はより一層の配慮が求められますね。
