伊東市長・田久保真紀さんの学歴詐称について会見が行われ、大学を除籍になっていたことが判明し話題を呼んでいます。
この記事では、田久保真紀市長の除籍理由を調査しています。
田久保真紀の経歴詐称
学歴詐称疑惑があった田久保真紀市長が会見を開き、東洋大学を除籍になっていたことが判明。
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発覚したきっかけは、差出人不明の一通の投書でした。

東洋大卒業ってなんだ!
彼女は中退どころか、除籍だと記憶している
という衝撃の内容だったのです。
ただ、市の広報誌のプロフィールには「東洋大卒業」と書いてあるため、「経歴詐称ではないか」という疑惑が生まれていました。
疑惑が表面化しても、市長は



怪文書の要求には応じない
と強気な姿勢を見せていました。
ところが、田久保真紀市長が東洋大学に足を運び、卒業証明書を取得しようとしたところ卒業ではなく「除籍」であったと分かったとのことです。
本人は「市長選の際に自ら大学卒業とは公表していないので、公職選挙法違反には当たらない」と主張しています。
田久保真紀の除籍理由は?
中退と除籍の大きな違いは、「本人の意思による退学」か「大学側から籍を外されるか」という点です。
東洋大学のホームページでは除籍について次のような基準が記載されています。
次の場合は「除籍」の取扱いとし、「除籍通知書」を発送する。
- 所定の期日までに納付金(学費)を納入しない場合
- 在学年限を満了する者で、満了する学期(通年制は年度)の所定の期限までに、「退学」に定める手続をしなかった場合
- 新入生で指定した期限までに履修登録を行わなかった場合や、就学の意思がないと認められた場合
まとめると、学生が東洋大学で除籍になる理由は以下のとおりです。(学則に記載の「長期休学」も加えたもの)
- 学費未納
- 在学年限(8年)超過
- 長期休学
- 新入生で指定された期限までに履修登録を行わないこと、その他就学の修学の意思がないとみなされる場合
市長は会見で



「大学時代の後半は、きちんと通学していなかった」
と発言しています。
この発言が本当であれば、逆に前半はきちんと通っていたということになり、新入生の履修登録を行わなかったとは考えにくいです。
また、長期休学の可能性も薄いです。
【市長のプロフィール】
昭和45年生まれ
平成4年 東洋大学法学部卒業
(静岡第一テレビが市長の選挙事務所に確認したプロフィールと、市の広報誌のプロフィールによる)
このプロフィールをもとにすると、市長は22歳、ストレートで大学を卒業していることになっています。
一般的に、休学すると卒業が遅れます。
本人が「ストレートで卒業した」と自認していたということは、休学した可能性は薄いということになります。
そのため、田久保真紀市長の話が事実であれば、学費未納、在学年限(8年)超過、就学放棄とみなされる行いのいずれかの理由で除籍になった可能性が高いと考えられます。
まとめ
- 田久保真紀市長は、東洋大学を本人の意思ではなく、大学側の判断による「除籍」になっていた
- 除籍の理由は、学費未納、在学年限(8年)超過、就学放棄とみなされる行いのいずれかと考えられる
今回除籍が明らかになった田久保真紀市長。
会見中では、市長が持っていた「卒業証書」についても「偽物なのか?」と話題になりました。
信頼回復のためにも、今後真相が語られることを期待したいですね。