【植松翼の記憶障害】その症状と発症の衝撃的なきっかけとは?

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植松聖死刑囚との獄中結婚で注目される植松翼さん。

本記事では、彼女の抱える記憶障害について「主な症状」と「障害発症のきっけとなった出来事」を調査しています。

目次

植松翼の記憶障害:「解離性健忘」とは?

強いストレスで重要な個人情報を思い出せなくなる心の防衛反応

植松翼さんが悩まされている「解離性健忘」とは、次のような病態を指します。

解離性健忘とは

一般的な物忘れでは失われないような「重要な個人情報を思い出せなくなる」心の病気です。

解離性健忘の原因には、以下のようなストレスが影響しているといわれています。

  • 身体的または性的虐待
  • レイプ
  • 戦闘
  • 自然災害
  • 愛する人の死
  • 深刻な経済的問題
  • 罪悪感を伴う衝動による混乱または行動
  • 解決不能な対人関係の問題

参考:MSD家庭版マニュアル

解離性健忘は脳に異常があるわけではなく、極度のストレスや心のショックに対して、自身を守るために記憶が失われる「心の防衛機能として働くとされています。

あまりに深く記憶を掘り下げようとすると、精神が壊れてしまう可能性があるため、無意識のうちにその記憶を遮断して心の安定を保とうとしているのです。

植松翼さんも、時折記憶が抜け落ちることがあるそうで、自分自身の精神状態を保つために無意識に取っている防衛的な反応なのでしょう。

植松翼が記憶障害を発症したきっかけ

15歳の時知的障がい者から性的暴行を受け「解離性健忘」に

植松翼さんは、15歳の時に入院中に知的障害のある男性から性的暴行を受け、その衝撃から解離性健忘という精神障害を発症しました。

警察には被害を届け出ましたが、残念ながら証拠不十分で立件されず、事件として扱われることはありませんでした。

性暴力の被害に遭われた方は、被害そのものだけでなく、その後も長く苦悩を経験することが少なくありません。

中でも、翼さんのケースと同様に、解離症状を抱えるケースが特に多いされています。

性暴力被害者が抱える悩み
  • 自責の念と羞恥心:
    自責・羞恥心・罪悪感から、自己肯定感が著しく下がり、「以前とは違う自分」だと感じられる
  • 他者に対する不信感:
    他者への不信感や恐怖から、親しい人との関係を築くのが難しくなったり、孤立を感じたりする
  • 身体的な影響:
    睡眠障害、食欲不振、慢性的な痛みなど、心だけでなく身体にも影響が出る
  • トラウマや解離:
    現実感が薄れたり、記憶の一部が抜け落ちたり、感情が麻痺したりするなど、体験から自分を切り離そうとする心理的な反応(解離)が見られる
  • 売春的行為に駆り立てられることがある: 自身の尊厳が深く傷つけられた経験から、自傷行為の一環として、あるいは現実逃避や麻痺を求める心理から、売春などのリスクを伴う行為に駆り立てられる

参考:厚生労働省

まとめ

最後に植松翼さんの記憶障害についてまとめます。

  • 解離性健忘とは、強いストレスで重要な個人情報を思い出せなくなる心の防衛反応
  • 植松翼は15歳の時知的障がい者から性的暴行を受け「解離性健忘」に
  • 時折記憶が抜け落ちることがある

また、植松翼さんは自身のトラウマを克服するための一つの手段として、性暴力の加害者とは別の、植松死刑囚との面会を通じて、自身の心の回復に取り組んでいます。

詳細は、こちらの記事へ。

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